2016-04-21 第190回国会 参議院 内閣委員会 第12号
その構造的な要因の一つ目が人口学的要因です。少子化、高齢化の同時進行、具体的には晩婚化、晩産化、高齢化の同時進行により育児と介護というライフイベントのタイムスパンが短縮し、両者の重複可能性が高まっています。量的側面から見ますと、二〇二五年問題は団塊世代の介護と団塊ジュニア世代の育児が、二〇五〇年問題として団塊ジュニア世代の介護と未来世代の育児のダブルケア問題が挙げられます。
その構造的な要因の一つ目が人口学的要因です。少子化、高齢化の同時進行、具体的には晩婚化、晩産化、高齢化の同時進行により育児と介護というライフイベントのタイムスパンが短縮し、両者の重複可能性が高まっています。量的側面から見ますと、二〇二五年問題は団塊世代の介護と団塊ジュニア世代の育児が、二〇五〇年問題として団塊ジュニア世代の介護と未来世代の育児のダブルケア問題が挙げられます。
一般的に先進国全体で起きている少子化の人口学的要因は、一口で言えば、出産の高年齢への先送り、先延ばし、日本でよく晩産化といいますが、に尽きると思います。要するに、二十歳代前半でみんなが産んでいたものがだんだん二十歳代後半、さらには三十歳代にというふうに出産年齢が高くなっている、あるいはもうそのまま産まなくなってしまうと、そういうことが起きているわけです。